断ることができる人は決めている人

断る勇気を持とう。断ることで自分にとって本当に大切なものが見えてくる。

突然ですが、

「気分が乗らない時もいつも人からの誘いを断れない。」
「付き合いの悪い人間と思われたくないからつい誘いにのっかってしまう。」
「会社の同僚や上司からの飲みの誘いを断れなくてつい行ってしまう。」

といった経験はありませんか?

単刀直入に言いますが、これらすべて時間の無駄です。

本当に行きたいとあなたが心の底から感じる誘い以外全て断る勇気を持ちましょう。

断ることができないと、それはあなたの限られた貴重な時間を自分のためではなく、他人のために浪費しているのと同じです。

もっと自分のために時間を使いましょう。

「断る」ことのメリット

私はコロナ真っ只中の2020年4月~2023年1月頃まですべての誘いを断っていました。

ここでいう誘いとは、イベント・パーティ・初めての人とどこかで会うこと・交流会などすべてです。

断っていた一番の理由は「コロナに感染するのが嫌だから」でしたが、そうやって断っているうちに、断るのが全く悪いものだと感じなくなっていき、むしろ気の進まない誘いをすべて断ることでの利点が見えてきました。

それは自分のために使える時間が圧倒的に増えることです。

さらに、自分のための時間が増えることで、次のようなメリットがあります。

自分の時間が増えることで・・

  1. 自分が本当にやりたいこと、自分にとって重要なことに時間を使える
  2. 時間に追われるストレスが減る
  3. 読書など自己投資に時間を費やせる
  4. 自分と向き合う時間が作れる
  5. 自分の趣味や好きなことに使える時間が増える

ざっと挙げただけでもこのようなメリットがあります。

さらに、人間関係のために使うお金がガクンと減るので、貯金もできるし、家で自炊をするようになるので、健康的にも経済的にも良い状態が作れます。

むしろデメリットはないんじゃないかってくらいメリットのほうが圧倒的に大きいです。

逆に断ることができないと、自分の時間を全然確保できず、お金もかかります。

しかし、「そうは言ってもやっぱり断るのは難しい」という方のために、誘いを断るための考え方についててお伝えします。

誘いを断るためのマインドセット

誘いを断るためには強い意志が必要ですが、一番良い方法は自分の中での優先順位を決めておくことです。

例えば、「家族と過ごすことが大事」な人は、せめて休日は家族と過ごす時間と決めておくことです。マイルールを予め決めておけば、休日に急な仕事の依頼や飲み会などのお誘いがあったとしても、「すみませんが、休日は家族と過ごすので」と断ることができます。

大事なのは相手の都合に左右されるのではなく、自分が何を重要視しているか考え、優先順位付(マイルール)を決めてそれを優先させることです。

また、それと同じくらい大事なのが断り方です。断るのならば後々のことを考え相手に角が立たないような断り方をするのが大人の礼儀。

ここでは、上手な断り方の方程式があります。

上手な断り方の方程式

相手に角が立たぬよう、上手に「断る」方程式。

それは、

謝罪(感謝)+ 理由 + 断り + 代替案

です。

「申し訳ございません。お誘い感謝致します。本日その時間が子供の学校の保護者会があるため、残念ながら参加できかねます。来週の○時でしたら時間がありますがいかがでしょうか?」

といった具合に、謝罪(感謝)のクッション言葉を挟み、先に理由を述べてから断りの言葉は最後に持ってくることで、誠意のある断り方ができます。

飲み会の誘いに限らず、仕事の依頼に対する断りの場面でもすべてのシーンで応用可能ですので、是非、試してみてください。

決断とは「決めて、断つ」こと

ここまで、断ることのメリット、断るための考え方と上手な断り方について触れてきましたが、断る際は自分が気が進まない誘いや依頼は全てお断りするくらいがちょうどいいです。

逆に何か誘いや依頼が来て、心の底から「行ってみたい!」「やってみたい!」「面白そう!」と思うものならそれは誘いにのったほうが良いでしょう。

とにかく、自分の心に正直に。本音を隠して、本当は嫌なのに誘いに乗るというのは、それは自分のための時間ではなく、他人のために自分の貴重な時間を割いているのと同じことです。

今、あなたが叶えたい夢や目標があるのなら、他人のために自分の貴重な時間を使っている暇はないはずです。

上手くいっている人、目標達成したり夢を叶えている人は、何に自分の時間を使い、何に使わないかを皆決めています。

始めから明確な優先順位があり、上で述べた「マイルール」を決めている人が多いです。

それはつまり、最初から決断している人ということです。

自分の目標にコミットするため、自分にとって何が必要で何が必要でないかを決めています。別の言い方をするなら、何を断るか(断つか)を決めているのです。

あの大谷翔平選手は、常にベストなコンディションで試合に挑むために睡眠を何より大事にしているそうです。2023年に日本がWBCで優勝した際も”祝いの宴”には行かずにそれを断り、家に帰って寝ることを優先したそうです。

これを聞いた時、私はあれだけ安定したプレーがどの試合でも出せることに納得したのを覚えています。

大谷翔平選手は「決めている」人です。

あなたにとって優先するべきこと、あなたにとって大切なことはなんでしょうか?

是非、あなたの中でそれを優先してあげてください。

そのために上記に述べた上手な断り方を実践して自分の大切な時間を作って頂けたら幸いです。

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